Windows Caclsコマンドの使い所
容量がもったいない
CドライブのディスクをHDD→SSDに変更し、旧CのHDDをDドライブとして使う場合に、Dのwindowsディレクトリをリネームして使ったりする。
そんな時、
old_win8.1pro
というディレクトリができて(作ったのは自分だったりするが)、消したいのに消せない(20GB近くもったいない)。
消す方法
- ファイルやディレクトリにSYSTEMユーザなどの権限しかない時は、手動で権限を付与してから消せば良いけど、calcsコマンドという便利なコマンドがある。
(Linuxなどの 「chown -R 」コマンドに相当。)
- やったこと
- Administratorsに所属するグループのアカウントで作業する
- ディレクトリを選択し、プロパティを表示し、
「セキュリティ」タブにて
「詳細設定」
XXXXのセキュリティ詳細設定にて
所有者を、「変更」して、自分のアカウントにする
ユーザ名を入力して、【名前の確認】で選択して、「OK」
- その後に、コマンドプロンプトにて
該当PCのusersグループに権限を付与してしまう。
usersならば、PC使うユーザ誰でもなので、自分のアカウントも含まれる。
のように、指定したディレクトリ配下の権限を再帰的に追加する。
$ D
$ cd D:\old_win8.1pro\Windows
$ D:\old_win8.1pro\Windows>cacls *.* /T /E /G users:F
なお、
- /C でアクセス拒否でも続行するようにしても良い。
- /E を付けずに、置き換えでなく、実行した内容で上書き(既存のセキュリティ情報は削除)しても良い。
- コマンドプロンプトを、「管理者で実行」することで、アクセス拒否にならないようにできるかもしれない。
- アクセス拒否されたら、手動で「セキュリティ」で users を権限追加することで回避するか、UACの警告ダイアログが表示された後に、そのままDELETEできることもある。
- 権限が付与できたら、削除していく(Shift+Delがゴミ箱に入れないで、いきなり削除)